
育休とか、病休とか、
なんか先生が休み取ることに勝手に罪悪感を感じてしまうねんな、私。
でも、先生やからって思わんでいいやんな!
そやな、そやな!
教員だからこそ、育休中にいろいろな経験をすることが大事
大学卒業後からずっとフルタイムで働いてきた私にとって、育休はまさに**「大人の夏休み」**でした。
こんなにたっぷりとした時間があるなんて、人生でそう何度もあることではありません。
特に1人目の育休では、「せっかくなら楽しみたい!」と、いろいろなことに挑戦しました。
結果として、この時間の使い方が、その後の教員人生にも大きく影響を与えることになったのです。
育休を楽しむことが、教員としての糧になる
教員という仕事は、学校という場所にいる時間が長く、関わる人も限られがちです。
「教員は視野が狭い」と言われることもありますが、実際のところ、復帰すると『学校・家・保育園』の3カ所を行き来するだけで精一杯。
だからこそ、育休中にたくさんの経験をすることが大切だと思いました。
育休中にやってよかったことランキング♪
1位:親子で習い事
とにかく、いろんなことに手を出しました!
- フラダンス
フロアで赤ちゃんがうろうろする中、ハワイアンミュージックに合わせて体を動かす。ゆったりした雰囲気が気持ちよかったです。 - ベビースイミング
産後に水着になるという現実に気が引き締まる!準備も大変だけど、たった1時間で親子ともどもぐったり→よく寝られる。 - 英会話
親子でグループレッスンに参加。子どもはまだ日本語も話せないし、自分の英語力向上に。 - お料理教室
家だと適当な格好で適当なご飯になりがち。でも、ここでは「ちゃんとした服で、誰かと一緒に、おいしいねぇと食べる」ことが良かった。
他にも、陶芸・羊毛フェルト・帆布カバンづくりなど、趣味の幅も広げました。
何より、「決まった時間に出かける」という予定があることが、私には合っていたように思います。
また、仕事復帰のイメージづくりにもつながっていました。
2位:新たな出会い
育休中に出会う人は、今までとはまったく違いました。
今までは、学校や職場関係の中で気の合う人とご飯に行くくらい。
でも、子どもができると「子どもが同じ年齢」という共通点だけで出会う世界が広がります。
- 職種も働き方も違うお母さんたち
- 2人目、3人目の育児を経験している先輩ママ
子どものこと、復職のこと、子育てのもやもや…。
気の合う母たちとの持ち寄りランチ会では、たくさん話して、たくさん笑いました。
何より、大人同士の会話ができることの喜び!
「子どもが成人した今でも、半年に一度ランチに行くほど仲良し」という関係ができたのも、育休中の宝物です。
3位:旅行
教員をしていると、旅行に行けるのはいわゆる繁忙期。
どこに行くのも高いし、人が多い。
だから、育休中に旦那さんの平日休みを取ってもらい、安くて空いている場所へ。
復職後は、平日に旅行なんて、子どもの学校もあるし、休みも取りにくいし、なかなか行けない。
だからこそ、育休中の平日旅行、ほんとに良かった!
ちなみに、
- 飛行機の国際線は満2歳まで、大人の膝の上なら無料
- 国内線は満3歳まで無料
- ホテルも「添い寝無料」を選ぶ
と、かなりコスパよく旅行が楽しめました。
復帰後の教員人生にも活きる
育休を経て復帰してみると、「あの時の経験が役に立っているな」と思うことがたくさんありました。
例えば、保護者の気持ちがよりリアルに理解できるようになったこと。
「子どもが寝なくてヘトヘト」
「保育園の準備だけで朝が終わる」
…こういう話、育休を経験していなかったら、「へぇ、そうなんですね」と表面的に聞くだけだったかもしれません。
でも、自分も経験しているからこそ、保護者の大変さが自分ごととして感じられる。
また、「学校の外の世界」を知ることは、教員としての引き出しを増やすことにもつながりました。
教室にいるだけでは学べないことが、たくさんあります。
育休は、自分を充電する時間
ちなみに、当時の私の育休生活はこんな感じでした。
~1日の流れ~
7時~8時 起床。子どもが寝ていたらそのままごろごろ。
9時 朝ごはん(らしきもの)
10時 元気なら洗濯とか
13時 服を着替えて散歩・買い物(ここで着替えないと1日パジャマ)
18時 気づけばこの時間
19時 慌てて超時短の晩御飯(焼きそば、親子丼、カレーライスなど)
21時 もう寝る
夜中 何度も夜泣きと授乳で起きる
こんな生活なので、習い事も友だちとのランチも、週1回11時~15時くらいがちょうどよかった。
で、翌日はさらにダラダラしてバランスを取る。
「フルタイムに戻れるのか?」と不安になる生活っぷりだったけど、
何とかなる。なるようにしかならない。
「もっと育休、延長すればよかった!」
今となって思うことは、これに尽きます。
復帰への焦りなんて、今となっては可愛い悩みでしかありません。
育休という、「働いてきたからこそ獲得した制度」をたっぷり使って、初めて母になった時間を楽しんで!
そして、「今を楽しむこと」が、未来の自分の財産になることを、教員の立場からも実感しています。
これから育休を取ろうと思っている先生、今まさに育休中の先生にとって、育休が楽しく有意義な時間になることを願って。