中学校受験 学校選びはどうする?

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私は公立の先生やけど、子どもは2人とも中学校から私立やねん。

どの中学校を受験するかって、今思えば

難しかったなぁ。

教育者でもありながら、一人の『母』として、子ども2人とも中学校受験をした経験から学校選びについて、綴りたいと思います。

2025年、今年も中学受験が終わりましたね。中学受験の親子にとっては、勉強も、風邪も、モチベーションも心配ごとがたくさんあったのではないでしょうか。

ちなみに、これから小学校では地域の公立中学校の採寸や見学がありますが、上の子は参加せず、下の子は小学校の思い出作りとして楽しそうに参加していました。

中学校受験では、受験校を決めるときに、
そもそも、親がまず、ここの学校良いなあと思った学校に見学に行くかと思いますが、子どもは『きれいな学校』『優しそうな先生』の雰囲気で
気持ちがだいぶ引っ張られるので笑

オープンキャンパスに行く前の、親による『精選』、
『この学校の見学に行こう!』にするまでが、めちゃくちゃ大事だと思います。

今日は、中学受験のときに偏差値(行きたい学校と受かりそうな学校)ばかり見ていた私の後悔も含めて、今思う、偏差値より大事なことを綴っていきたいと思います。

子どもにとっての通いやすさ

子どもにとっての『通いやすさ』というのは、
小学校を卒業したばかりの可愛いらしい中学生が、
一人でごきげんに通うことができる交通アクセスについてです。

中学受験では、オープンキャンパスは土日に実施されることが多く、
開始時間もゆったりで、土日は通勤ラッシュがないので
電車の混雑具合がぜんぜん体感できていないまま、中学校に通うことになりました。
しかも、オープンキャンパスの日は、いつものお出かけ気分で、近くのパーキングに停めて、見学に行った学校もあったし、受験日は休日だし。

フルタイムで時間がなかったと言い訳をしたくなるけど、もしあの時に戻れるなら、もう少しちゃんと調べたり、実際に体験したりしとけばよかったなぁ。

上の子の学校は、駅からバスなんですが、
雨の日はなんと
長蛇の列になって、30分待ちはざらで、1時間待ちがあるときも。

通勤時間の混雑具合は、
子どもにとって、歩いて通っていた小学校からなかなかイメージが持ちにくかったな、と思うので、受験前に体験しておけば良かったなと思っています。

それから、わが家は私も主人もフルタイムなので、駅まで自転車で通ってもらおうと思っていたら、私立中学校は近くの駅までも自転車禁止にしているところが多くって。これも入学してから知って焦りました笑

ごきげんで通うためにも、交通アクセス、けっこう大事だとつくづく思います。

勉強に対して 先生方の力の入れ具合

中学受験の段階では、偏差値はそんなに変わらなくても、

併設している大学にほとんどの生徒さんが進学するのか、

それとも併設する大学はあるけど中学からの内部生は他を受験する子が多いのか、

この比率によって、先生方の勉強への力の入れ具合に、ずいぶん温度差があるように思います。

これもあとから知ったのですが、併設大学進学ではなく、中学からの内部生に有名大学の合格を期待する学校は、
年に何度も校内模擬試験があり、定期考査では順位を提示し、夏季講習や冬季講習、宿題の量もけっこうあります。

中学から私立一貫校で、自分のやりたいことをゆったりとやってほしいと思っていた私は、幾度も担任の先生に


『勉強も大事だとは思うんですが、わが家は、この学校でのびのびと楽しく過ごしてくれたら十分だと思っているんです。』と胸を張って、防衛線を張り続けていました笑

学校の方針と家庭の価値観が合っているか

1日のほとんどを学校という場所で過ごすので、
わが家と学校はぜんぜん違う場所だけど、価値観が似ているかどうか、って結構大事だなと、思っています。


親の感性や子育てで大事にしている価値観と
学校の方針が真逆だと、けっこう親も子どもも混乱するなぁと思います。

たとえば、自由な校風、といっても
礼儀(あいさつ・お礼など)、身だしなみ、はほどよく大事にされているか。
この『ほどよく』が大事で、あまりに厳しすぎるのは、親子ともども、疲れちゃいますよね。

体操服の靴入れ、手持ちのカバン、髪の毛をくくるゴムの色まで、指定されるとちょっとしんどいかなぁ。

子どもの『自分でふさわしい格好や行動を考える力』も育ってほしいので、
何から何まで校則で厳しくされる学校は、わが家の価値観とは合わないかなぁと思っています。

公立とは違って、私立は学校のカラーが強くでるのが印象的です。

以上、塾から配布される偏差値一覧と受験日(併願できるかどうか)を見まくっていた私ですが、
これから中学受験をがんばられるお母さんの参考になれば幸いです。