少子化なのに?
近年、私の住む地域では子どもの数が減少しており、10年前は1学年2〜3クラスあったのに、今では多くても2クラス、1クラス20人ちょっとという状況です。まさに少子化の象徴です。
しかし、中学受験のために塾の説明会に行くと、そこには驚くほど多くの子どもたちが!
私自身、子ども2人の中学受験を経験しましたが、フルタイム勤務をしながらの受験は本当に大変でした。
中学受験の現状
関西圏の人気私立中学校の倍率は年々上昇しており、学校によっては募集人数を増やしているところもあります。それに伴い、大手塾は2月頃から新学年が始まるため、小3の12月に入塾テストを受けるのが一般的です。
塾選びが受験のカギ
中学受験において、どの塾を選ぶかが非常に重要です。チェックすべきポイントとして、
- がっつり勉強させるスタイルか
- 志望校レベルに対応できるか
- 合格実績(毎年何人くらい、どの学校に合格しているか)
などが挙げられますが、私が一番大事にしたのは 「子どもの心の成長につながるか」 という点でした。
塾選びで大切にしたこと
中学受験の道のりは、親子ともに並大抵の努力では乗り越えられません。時間もお金も費やしますし、結果が必ずしも成功するとは限りません。
そのため、どんな結果になろうとも「受験を通じて子どもが成長できるか」「親も一緒に学び、成長できるか」が重要だと考えました。
塾の説明会では、その塾が大切にしている理念についての説明がありました。例えば、
- 入室時の挨拶や「ありがとうございます」の習慣
- 「なぜ勉強するのか」「なぜ受験するのか」を考える授業
- コーチングを取り入れた指導
など、勉強だけでなく人としての成長を意識した取り組みがあるかどうかを見極めました。
フルタイム勤務×中学受験のリアルな生活
塾通いを始めた小3の3学期はまだ余裕がありましたが、それでも生活リズムは大きく変化しました。
平日の流れ
- 6:00 起床、夫のお弁当作り、リビングの片付け、自分の支度
- 6:30 子ども起床
- 7:00 朝ごはん(シリアル・パン・おにぎりなど)
- 7:40 登校班に送り出し、母は出勤
- 16:30 子ども、塾に出発
- 18:00 帰宅、家事
- 18:30 塾へのお迎え
- 19:00 夕食(生協を活用)
- 22:00 子ども就寝(遅くなりがち)
さらに、週末には塾の説明会や特別講座が入り、忙しさが加速していきました。
まとめ
少子化が進む中でも、中学受験の競争は激化しています。フルタイム勤務の親にとって、中学受験のサポートは決して簡単なものではありません。しかし、塾選びを慎重に行い、「勉強だけでなく心の成長も重視する」ことで、受験を前向きな経験にすることができると感じました。
これから中学受験を考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。