
先生の転職が難しいとか聞くことあるけど、
私の周りはそんなことないでー。
そやけど、ほんまに公務員やめてもったいなないの?
教員として20年以上働いてきた中で、仲間や先輩、後輩が自主退職していく姿を何度も見てきました。退職後も連絡を取り合ったり、一緒に食事をする機会がありますが、
多くの方が
「辞めてよかった」
「今が楽しい」と言います。
本当にそうなのでしょうか?(笑)
教員からの転職って、うまくいくものなのでしょうか? 安定した給料や福利厚生を手放してまで、「辞めてよかった!」と言えるのはどういうことなのでしょう?
今回は、私の周りで実際に教員から転職された方々のリアルな転職先をご紹介します。
1. 個人で事業を開始する人が最多
最も多いのは、個人で事業を始めるケースです。業務内容は多岐にわたり、例えば以下のようなものがあります。
- 教育関係のアプリ開発
- 個人塾の運営
- 放課後等デイサービス(放課後ディ)
- 発達支援に特化した塾
- 不登校の子どもの居場所づくり
代表や社長として事業を拡大している方が多く、教員時代の経験を活かして成功されている方も多いです。やはり教員はマルチな才能を持っていると感じます。染みついた同時進行の力が、活かせるのかなと思います。

2. 放課後等デイサービスの職員として転職
次に多いのが、放課後等デイサービスの職員として採用されるケースです。
近年、放課後等デイサービスの施設が増えており、利用する児童生徒も多いため、求人が多数あります。
教員経験者は子どもたちの対応に慣れているため、歓迎されることが多いようです。働き方も、朝はゆっくり、週3~4日くらいで夜も19時くらいでそこまで遅くならず、日曜祝日はお休み。条件も悪くないとのことです。
3. 非常勤講師として学校に戻る
非常勤講師として学校に戻る方も少なくありません。
最近は学校の先生がどこも足りないので、非常勤講師も重宝されると聞いています。働き方の量も様々な形態があるようで時間給も大変好条件。
非常勤講師だと担任は持たず、分掌(校務分掌)もないため、時間的・精神的な負担が大幅に軽減されるとのことです。
子どもと関わることが好きな方にとっては、原点に立ち返って楽しく仕事ができる選択肢となっているようです。
4. 資格を取得してスクールソーシャルワーカー・スクールカウンセラーへ
資格を取得し、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーとして学校に戻る方もおられます。やっぱりみんな学校好きなんだな、と思います。
この場合、教員とは異なる立場から子どもたちや学校を支援できるため、これまでの経験を活かしつつ、より専門的な支援に関わることができ、やりがいがあると聞いています。
転職後の変化:共通して聞く声
転職された方々が口をそろえて言われるのが、
- 「給料は下がったけど、よく寝られるようになった」
- 「自分の時間を楽しめるようになった」
- 「やりたいと思うことをやれるようになった」
ということです。

どちらが良い・悪いという話ではないと思いますが、今のところ
「やっぱり教員(公務員)を辞めなかったら良かった」
という声は聞いたことがありません。
私自身のこれから
私自身はどう感じるのでしょうか。
子どもも好きだし、学校も好きだし。
これからの自分の変化も楽しみです。
読んでくださった方の参考になれば幸いです。